PREVENTION 予防
ペットが健康に長生きするためには、あらゆる予防が大切です。
なかには狂犬病予防接種など義務付けられている予防もありますので、ペットを飼う際は注意しましょう。
各種予防・手術・検査のご紹介
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犬の狂犬病予防接種
室内犬・室外犬を問わず犬を飼う際には、犬の戸籍登録と毎年春に狂犬病予防接種を受けることが法律で義務づけられています。狂犬病はペットにとっても、人間にとっても、致死率はほぼ100%といわれる非常に怖い病気です。大切な命を守るために必ず受けましょう。子犬は、90日齢以上で接種可能です。
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去勢手術・避妊手術
去勢手術・避妊手術を行えば、精巣腫瘍・前立腺肥大症・会陰ヘルニア・肛門周囲腺腫・乳腺癌・子宮蓄膿症・子宮ガン・子宮内膜炎といった、老後に発症する確率が高い病気の発症リスクを下げられます。
手術は全身麻酔を行い、オスの場合は精巣、メスの場合は卵巣と子宮を取り除きます。手術を受けるかどうかは、獣医師から詳しく話を聞いたうえで、ご家族でじっくりと相談して決めてください。 -
混合ワクチン接種
ウイルスや細菌などが原因の数種の感染症に対する免疫を得るためのワクチン接種です。義務付けられたものではありませんが、健康な毎日を過ごすためにも受けることをお勧めします。
子犬・子猫は、母親からの免疫を考慮して、4週間隔で3回のワクチン接種を実施。成犬・成猫は、定期的な接種で適切な免疫を維持できます。免疫が維持できているか不安なときは、抗体価検査で調べることが可能です。 -
フィラリア予防
フィラリア症とは、フィラリアの子虫に感染した蚊に刺されることで感染します。犬は感染から約半年で、フィラリアが成虫となり心臓や肺の血管に寄生してさまざまな症状を起こします。猫が感染すると突然死することもあるため注意が必要です。しかしこのフィラリア症は、適切に予防すれば100%防ぐことができますのでご安心ください。
当院では、蚊が発生する4~12月中に月1回ペースでの予防をお勧めしています。 -
ノミ・マダニ・お腹の虫予防
寄生虫は日常のあらゆる場所に潜んでおり、これは犬や猫以外にも飼い主である人にまで被害が出ることがあります。大切なのは、寄生する前から予防すること。当院では、ノミやマダニ、お腹の虫に関する予防を行っています。
もし寄生虫に感染してしまった場合は、すぐに駆除し、それ以降の感染を予防します。